ペナントレースはオールスター前の9連戦で、中日ドラゴンズはほぼ五分の勝敗で乗り切りました。
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ここで気になったのが、前半を首位で走っていたヤクルトスワローズが9連戦で大幅に負け越して、2位と7ゲーム近く離され、優勝争いが厳しくなってきたこと。
元々ヤクルトは去年の主砲、村上をメジャーに送り出し、前回の優勝時に主力だった山田らの衰えもあって、戦力は揃っておらず、下馬評は高くありませんでした。
てかむしろ悪く、ほとんどの評論家が6位を予想していました。
しかしふたを開けてみれば、池山監督の采配が良いのかまさかの首位を快走。9連戦前でもペナント首位を争う位置にいました。
なぜこのような事態になったのかはわかりませんが、池山采配が良かったのと、本来ならば優勝争いを繰り広げなければいけないはずの中日ドラゴンズが思いっきり失速したことがあるのかもしれません。
ところがここにきてのヤクルト失速。原因は何でしょうか。
私はその原因に「夏バテ」を挙げてみます。
7月に入って連日の猛暑日。なんなら酷暑日。ペナントレースが開幕して三か月が経ち、暑さも加わって選手たちには疲労の顔も浮かんでくるのではないでしょうか。
「いやいや、プロ野球選手なんだから夏バテなんてないだろう」と思うあなた、ペナントレースをフルで走り切るのって大変だそうですよ。
大体のルーキーは高卒か社会人か問わず、ペナントをフル出場する体力がなくて苦労しています。
落合監督時代の中日ドラゴンズがなぜ強かったかといえば、夏場にバテなかったことが理由の一つです。
落合監督自身も言っていますが、優勝した11年のペナントレースでは首位ヤクルトに大差で離されていたにも関わらず最後まで諦めなかった理由の一つに、夏場はどこの球団もバテるがウチはキャンプでの猛練習や経験があるからバテない。それで追いつけるというのがあったようです。
現在のヤクルトのメンバーは、去年まであまり使われていなかった若手選手が多い印象です。長岡やサンタナ、オスナはともかく、竹岡や増田、内山は出場し続けるという経験に乏しく、塩見は長い間戦線を離脱していた病み上がりです。
一方の阪神はどうかというと、阪神は1番~5番のスタメンは毎年ほぼ変わりません。投手陣も毎年面子が大きく変わることはないため、シーズンを通じて戦う経験をしています。
巨人も悪くはないかと。則本や田中の楽天組や山崎、赤星辺りの先発陣、大勢とライデルの中継ぎ陣は経験があります。野手陣はベテラン以外も泉口、吉川、丸、松本、門脇や外国人と、それなりにシーズンを通じて戦ってきた経験者がそろっています。
そこに来るとヤクルトはどうしても「初めての」ペナントを戦う面子が多い印象なので、夏本番のこの時期に失速するのは仕方のないことにも思えます。
そうなると今年のペナントレースはどうなるのか。
ヤクルトが落ちてきたことで、AクラスとBクラスを隔てる三途の川は2位と3位の間に流れるように変わりました。3位から6位までは7ゲーム程度で、現在下位に沈むチームにもAクラスの可能性が出てきました。
この中で一番Aクラスに近いのは、多分横浜DeNAです。投手陣は良くないですが、野手はエンカーナシオンという外国人野手を加え、筒香、宮崎、佐野、牧の経験豊富な主力陣を中心に役者がそろっています。打ち勝つ野球ができれば上に上がってくるでしょう。
ヤクルトは上で述べた理由でやや弱い。ここで新戦力が出てくれば変わってくるかもしれませんが、今後下位のチームに抜かされてBクラス落ちも十分あり得ると思います。これを打破するには池山マジックが不可欠です。
広島も戦力的にはあまり揃っておらず、もともとAクラス入りが厳しいと思われるチームでした。九鬼や森下、栗林の投手陣は形になっており、チーム防御率は悪くありません。
ただ打つ方が壊滅的で、セ・リーグでは最少得点、最低打率です。ちょっとこれでAクラスは、よほどうまく選手起用をしないと厳しいかなと。
中日は打率はひどいものですが、実は得点数はリーグ3位で巨人よりも多いのです。ホームランウイング効果か本塁打数はリーグ2位。首位阪神とも2本差で、意外と破壊力のある打線です。
防御率もリーグ4位。ペナント前半で中継ぎ陣が壊滅的だったので失点が多かったのですが、ここにきて中継ぎ陣が復調。7回以降を橋本、吉田、松山で凌げるようになりました。先発陣も柳、大野、涌井のベテラン勢が支えています。金丸、中西、櫻井の若手の疲労が気になりますが、十分Aクラスを狙える戦力だと思います。
ただ中日の場合は野球が全体的に雑なので、優勝は無理でしょう。ガハハ、無理だ。
オールスター休みを挟んで、選手が復調すればまた流れは変わるかもしれませんが、酷暑の夏、ヤクルトが落ちたことで、どの球団にもクライマックスシリーズへの可能性が復活しました。
ヤクルトには気の毒ですが、ここは我らがドラゴンズに頑張ってほしいところです。
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